ヴォーカルレッスン初心者講座
朝霞ボーカル教室講師流のボイストレーニング・ボーカルトレーニングの方法などをこちらのページでご紹介していこうと思います。
当教室に通われている生徒さんはもちろん、これからボイストレーニングを始める、始めたい方にもお役立て頂ければ幸いです。
スタッカートで呼吸

腹式呼吸が出来るようになったら、次はもう少しお腹の筋肉を使ってあげましょう。
まずは息をすばやく吐く練習から。
足を肩幅ぐらいに開いて、両手をおへその辺りに当てながら、
ろうそくの火を一瞬ですばやく吹き消すように、あるいは、さくらんぼの種を遠くへ飛ばすように、前歯と前歯の間から「スッ」っと息を吐いてみましょう。
いかがでしょうか?
腹筋を使って、息をしっかり吐ききっていればお腹は完全にへこんでいます。
あとは簡単です!
へこんだお腹を脱力すると同時に戻し、その時に息を吸うだけです。
ここで気をつけたい事は、たくさん吸おうとしないこと!
たくさん吸おうとすると体が緊張してしまい、余計な力が入ります。おなか周りを緩めるような意識でおこなって下さいね。
練習してみましょう。
テンポ80ぐらいで、
- スッ スッ スッ スッ ← 4分音符で吐いてみる
- スッスッ スッスッ スッスッ スッスッ ← 8分音符で吐いてみる
↓次は「ハッ」という息に変えてみましょう。
- ハッ ハッ ハッ ハッ ←4分音符で吐いてみる
- ハッハッ ハッハッ ハッハッ ハッハッ ←8分音符で吐いてみる
最初は思うようにお腹が動かない時があります。息を吐くとお腹がへこむ、吸うと膨らむはずなのですが、これが反対になってしまう方が時々いらっしゃいます。
テンポを少し遅くしてみたり、「スッ スッ スッ スッ」っと、4回連続で行なうのではなく、まずは2回できればO.K.にするなど、ゆっくりでいいので練習してみて下さい。
少し慣れてきたら
お腹の動きに慣れてきたら、こんなところにも意識を向けてみましょう。
「ハッ」と息を吐いたとき、お口はしっかり開いていますか?口の空間もしっかり使ってあげましょう。大きな、まん丸い飴玉が舌の真ん中に乗っていると思って、そのまま「ハッ」と息を吐くイメージです。大きな飴玉が口からこぼれないように、舌も下げ気味になります。こうすることで舌の筋肉も鍛えられます!ぜひ意識的に練習してみて下さいね。